ベイシーママは、しばらくペーパードライバーの時代が続いていましたが、ベイシーを預託した事により冬場でもベイシーに会いに来るため、昨年の夏ころからMKRanch敷地内で車の運転(しかも軽トラ)の練習をしました。
今ではすっかり1人で運転して毎日のようにベイシーと勉強をするまでになりました。
そんな昨日、時折雪がちらつく中ベイシーママが軽トラでMKRanchへ勉強をしにやってきました。ベイシーママは雪が積もった道路はまだ運転できません。そこで着いた早々に一言
ベイシーママ
「雪積もる前に帰ろうかな~」
私たち
笑顔で「どうぞ~♪ベイシーママが帰りたければ帰ればいいんですよ~♪」
ベイシーママ
「いえっ。勉強してから帰ります」
こんな場面がありました。
実はこのやりとり、同じ日の朝に我が家の娘にも同じことがありました。
娘
「朝ご飯食べない~」
私たち
笑顔で「食べなくてもいいよ~♪」
娘
「やだー。食べる~」
馬とコミュニケーションを図るときも同じことが言えます。
例えば、ストップの練習をしている時、なかなか良いストップをしてくれない事があります。
そんな時は
「良いストップしてよ!」「次は良いストップ出来るかな~」
と考えがちですが、私たちは
「どうぞ止まらなくて良いですよ~!その変わりきちんと止まらなかったらバック(馬にとって不快)しますよ~!でも上手く止まってくれたらあなたに快適な場所(馬にとっては何もされないこと)を提供しますよ~」
と思いながら指示を出します。そうすると、馬は自らどっちがいいのか思考を使って判断するようになります。
強制的に止めるわけではないのです。
これって、相反する思考です。人間は何かをやらせようと思ったら、やってくれる結果を求めて様々なアプローチをします。
例えば
娘
「朝ご飯食べない~」
私たち
「何で食べないの(怒)。食べないと保育所行けなくなるでしょ(怒)。早く食べなさい(怒)」
娘
いやいや食べる。
このようなパターンって結構あると思います。これは娘にとっては「親に言われたからご飯を食べる」思考です。
自ら思考を使って内発的動機づけでご飯を食べたわけではありません。
馬に止まって欲しい。だけど止まらなくていい。その判断はあなた(馬)が考えて下さい。
このような相反する、思考を見せかけだけでは無く心底持つことが大事なのかな~って思います。
こんなことを考えながら馬や人と接しているとコミュニケーションって本当に面白いなぁと思う今日この頃でした!!