競り馴致とボケ防止

来週にはセレクトセール、再来週はセレクションセールと競走馬の競りのシーズン真っただ中です。
競りに向けて、オーナーの決まっていない多くの一歳馬が競りに向けてトレーニングをしていると思います。
サマーセールも8月の末に控え、セレクト、セレクションを目の前にしながら、生産牧場の方々はバタバタとサマーセールに向けての事も同時に進めていっています。
そんな中、私も癒しとは程遠い(笑)競り馴致に行っています。
きっと馴致に関わる生産者さん、コンサイナーさんは今時期疲れが溜まっているはず。
特に下半身。
本当にお疲れ様です。
私も引き運動にいい靴があったらおしえてほしいです(笑)

先日、テレビから何となく流れてきたこと。
『ボケ防止には、歩きながら、計算など別の事を同時にするといい!』と。
会話もいいらしいです。
あははーなんて笑いながらの友達とのお散歩、今の時期は風も気持ちが良いですから、いいですよね。
って、それもいいですが!
違う違う…今の私が毎日やっている事!
まさに、これですよ!
歩きながら、別の事を同時にする。
うん、私毎日ボケ防止してたんだな。

競り馴致はだいたい引き運動が主体で行なわれると思います。
そこが主体でなくとも、引き運動は必須なところ。
私の場合、馬にもよりますが、歩き主体であまりやらない分、歩きは馬にかなり集中してやります。

「近いからもっと離れてくださーい」
「こっちの言う事わかってますかー?」
「集中してますかー?」
「もっと前に行って下さいよ」
「こら、噛むな!」
「早く歩くよー」
「だーーー!」
…とまあ、声に出したり出さなかったりで馬の事を感じながら、コンタクトをとります。
要は、ドライブラインであったり、自分の安全な場所の確保であったり、馬との距離感や意識、プレッシャーのかけ方、リリースポイント…たくさんの事を考えながら歩くわけです。
これがボケ防止だったとはね。

こんな風に、なんでも情報を自分のやっている事に関連付けてしまうのは、もはや職業病でしょうか(笑)
これでも、きのう食べた夕食が思い出せません。
人や馬の名前が出てきません。
子供の持ち物を忘れてばかりです。

うん、怪しい情報だ。