「馬と子育て」何がどう繋がるのか・・・。
おそらく受講される前は皆さんこのように思っていたのではないでしょうか。
私たちも日頃馬と接する中で子育てと共通する部分が多々あるなとは感じていましたが、どのようにそれを人に伝えるのかは非常に難しいものでした。
ただ、いつもそうですが答えは馬が出してくれます。言葉を持たない馬と接するときに本当に伝わっているのか伝わっていないのかは、馬を見る事がとても大事になってきます。それは子供も同じです。どうしても、関わる大人が色々な事をやらせようとしてしまいがちですが、実は子供は多くの事を感じて考えています。その感じて考えている行為を大事にしたいですよね。
馬に思考を使わせないで、人間が強制的にやらせたときの結果と、思考を使った時の結果は大きく違ってきます。
このあたりを子育てにも生かせるといいですよね。私たちも全然出来ていませんが・・・(笑)
さて、講座では最初にある程度調教が進んでいる馬で基本的な考え方を説明し、後半は新馬(1歳)を使って同じような事をやってみました。馬が何を感じて行動をしているのか、またはしないのか。初めての事を教えるときはどのような考え方でアプローチをすればいいのか等、少しでも子育てのヒントになったのではないかと思います。
馬はただ乗るだけ、走るだけではありません。人間との関わりの中で学ぶことはたくさんあります。そんな学びを多くの人に感じてもらえたら嬉しいです。
※今回の講座がNHKのニュースで取り上げられました。ありがとうございました!