報告が遅れてしまいましたが、書かないわけにいかない!
そう奮い立たされるくらい盛りだくさんの充実した一日でした。
ただ何から書いていいのやら…言葉にするのは難しいですね。
馬そっちのけの犬三昧。それに尽きると言ったところでしょうか?(笑)
それだけでは済ましちゃいけないのは重々承知ですが、MKRanchの犬嫌いも、一日で犬の魅力にとりつかれたわけです。
やはり、馬でも犬でもコミュニケーションって面白いですよね。
我が家のチビスケも始めはゲージに入れられ泣いていましたが(笑)いつのまにか仲良しに。
十時からスタートした午前の部は、座学形式で小野寺さんの話を聞きました。
二時間、あっという間でしたね。
一緒に聞いていた付添いの犬たちもおとなしくしていてくれました。
犬の習性、品種、用途を知ることで、その犬に対する必要なことが見えてくる。
満たされている犬には、愛のムチならぬ、愛断ちをすることで人に意識を向ける。
人間が思っている以上に、会話を理解している。
犬は嗅覚で、色々な情報を得ている。
リードを持っている人間の感情が伝わってしまう。
犬はメリハリのある指示をしてくれる人間を好む。
馬との違いなどなど…
小野寺さんの経験してきたものや、実際に手がけた犬たちの話、そして擬人化した犬のセリフを盛り込みながら、とても面白い話をたくさん聞かせていただきました。
午後は登別からわざわざ運んでいただいたアジリティーの障害物を、放牧地に組み立てて、実践です。
小野寺さん&ムジカ(スキッパーキ)のデモンストレーションから始まり、小野寺さんのメンバーさんにもパフォーマンス(こういう言い方するんでしょうか?)していただきました。
メンバーさん(中学生?!)の相棒サンちゃん(ボーダーコリー)にきちんと先々の障害に対して指示を次々に出していく姿は、カッコよかったです!サンちゃんはアジリティーをしたくてしたくてうずうず…飼い主さん達を困らせていた一面も?!(笑)
実際に私たちもアーウィン(ボーダーコリー)に付き合ってもらって(笑)アジリティー体験させて頂きました。
犬の距離感や指差し等のボディーランゲージと言葉。
基本的な指示の言葉は「ホップ」「ハウス」「スルー」「よし!」…どれも三文字程度の言葉じゃないですか。
この指示をアーウィンは待っているのに、口から出てこない出てこない。
余計な事はしゃべるは、褒め言葉の「よし」も出せない。
犬のスピードにもついていけず、「次はどれ?」ってアーウィンに止まって聞かれる始末…
とても難しかったです。
何事もそうですけど、見ているのとは大違いです。
アーウィンがリーダーシップをとっていたのは、言うまでもありません…
これを見て下さい!
アーウィンの人の指示を聞く姿勢。
障害を飛びながら、もう次の指示を聞いている!
あっぱれ!
指示をする人間は、これを上回る判断をしていく必要があるようです。
簡単なようで簡単じゃない!
人間のボディーランゲージは、自分自身のボディーコントロールが大事というお話がありましたけど、私たちのやっているグランドワークに通じるものがありますね。
とても、参考になりました。
そして、参加者の方たちにも犬たちとアジ体験していただきました。
まずは、小野寺さんがリードしてジャンプを教えていきます。
障害をまたぐと同時に「ホップ!」と言葉を発します。
言葉と行動を連動させて教えていくそうです。
このポポちゃんは飼い主さんのところに行きたくてしかたありません。
ちゃんと障害をまたげた時に、ご褒美として隣に立っている飼い主さんのところに行くことが許されます。
出来た時は、感情をはっきりと出して、言葉をかけて褒めてあげる事が大事!
何回か繰り返していくと…
飼い主さんがリードを持って障害をとばすことも出来るようになりました。
そして、次はトンネルです。
トンネルの向こうから、飼い主さんが呼びます。
トンネルがちょっと曲がっているので、飼い主さんが名前を呼びながらトンネルに頭を突っ込みます。
小野寺さんとの連携プレーです!
ちゃんとわかるとトンネルをくぐっていきます。
犬もトライした事をやってみて、いつになく褒められまくる…まんざらでもない様子♪
こんなにすぐに出来るようになる犬もめずらしいとのこと。
歳のいっているサチさん、もっと若い時からやってたら~なんて言われちゃってましたね。
歳をとってきても、新しい事にトライしたり、日常に変化を付けたりするだけでも、犬は刺激を受けて良いそうです。
馬もしかりですが、人間もそうですもんね。
自分の犬も含めて、登別から十頭近くつれて来てくれた小野寺さん。
他にもたくさんの事を見せて下さいました。
犬とのコミュニケーションの話、トレーニングに関する話等、話はなかなか尽きませんでした。
犬の表情であったり、キャラクターであったり、犬の魅力をふんだんに伝えてもらえました。
犬の違う観点を教えていただいただけで、こんなに面白いんだなと思いました。
小野寺さん、そしてDOG TALKのメンバーの方々、本当にありがとうございました。
今回つれて来ていた犬の中にいた、妊婦さんのシェパード、タンザさん。
多産家系らしいので…
「やっぱり馬の牧場にシェパードは似合うよね~」という小野寺さんの言葉に、MKRanchも負けないように暑い夏を乗り越えようと思います(笑)