外は大雨です。
ただの雨じゃなく、大雨の時にしかブログを書かないと…何カ月もたってしまうものなんですね。
読者があまりいない事を、むしろ祈りますw
大雪だった季節もすっかり変わり、夏に足が掛かっているわけですが、今年は寒い。
やっと無理やり半そでで外に行く感じです(笑)
なのに、父ちゃんは焼くために今年もランニング姿・・・・・・ちーん
そんなことは、どうでもいい話ですw
思い出のために、シロメの最後を残しておきたいと思います。
忙しく過ごしていても、いつも変わらずのだいたいのルーティンに組み込まれていたのは、シロメの世話でした。
後ろ脚が動かないシロメとの付き合いは、腰麻痺になった直後からどんどん変わっていきました。
初めは、青草を食べさせてあげたいと、もう子どもたちに使わなくなったベビーカーを改良して外に連れ出してあげたりしました。
しかし、前脚も移動する程の筋力はさすがに長くは続かなく、麻痺した脚はカラスの格好の餌食となり、外に置いておくことも出来なくなり、そこから終日馬房生活が始まるようになりました。
誰かの気配を感じると「メーーー」と鳴き声が聞こえました。
毎日配合飼料をもらえるのが楽しみなシロメは、ガサガサとエサをいじってると、その音を聞きつけて「くれー!」と叫びました。
水も口元へ持っていってあげると、ほしい時は飲む。いらなければ、顔をそらして、前脚でくるくると動き背をむけることもありました。
動けなくても、シロメはシロメ。
憎たらしいところは、健在!(笑)
草もしっかり食べ、水も飲み、鉱塩の塊はお友達♪…このままいつまでも生きられそう♪とシロメの強ささえ感じていました。
馬房に入ってくるカラスはネットで防ぐと、今度はネズミにかじられているシロメ。
で、ネズミ捕獲大作戦。
そして、暑くなってきたら虫が出てくる…暑くなったらどうやって対策してあげようか。
あんなに寒かった冬も越えられたシロメの生命力にどこまでも付き合おう、で、どこまで付き合えるか?
にしても、シロメにはいいけど、今年はなかなか暖かくならない!
そんなことをずっとみんな心の片隅で思っていました。
春になってから、掃除をした後、ふかふかの寝藁の上で身を投げて寝るようになり、ちょっとずつ体力が落ちている感じでした。
唯一の動く術だった前脚は段々シロメの思うように動かなくなりました。
死んだように寝ていることもあり、覗く度にハッとすることも。。。
六月半ば、前脚の片方が完全に動かなくなり、ひっくり返ってしまうようになり、食事も思うようにとれなくなっていきました。
シロメ、省エネモードですw
その後、ひっくり返り防止をしてあげるも水も飲めなくなり、青草も咥えて上を向くだけ。
身体が勝手に動いてひっくり返ろうとしてしまっていたのも止まり、落ち着いたときにはもう何もできなくなっていました。
動けなくても、食べる事だけはやめず、腰麻痺になってから11ケ月生き続けたシロメの限界でした。
食べる事をやめたシロメに、私たちが出来る事はただ待つことしかできませんでした。
そして、21日。夜寝る前に覗いた時には、もう息をせず、静かに眠っていました。
彼に鳴き声が、生きている証でした。
鳥のさえずりとシロメの鳴き声が入り混じって聞こえるのが日常の音でした。
シロメがいなくなって一週間、馬房にシロメがいるかとつい見てしまいます。
あんなに存在感のあるヤギにはこれから先会う事が出来るかはわかりませんが、できれば、もう会いたくありません(笑)
ただすごくさびしいです。
今頃きっと大好きだったキンちゃんと元気に走っている気もします。
そうだったらいいなと思います。
それにしても、シロメ!
あんたは憎たらしいヤギだった!!!
そして、たくさんのありがとうとごめんねをシロメに。。。