持田さんにうちで年に2回くらいのペースで来て頂いて、講習会をするようになってから、早3年目に突入しましたが、ありがたい事に年々参加者の方が増えてきています。
今回も両日共に50名近くの方々に参加していただきました。
二日目は生憎の雨模様になってしまった上に、いつものことながら(?)寒い講習会になってしまいました。
持田さんが雨男なのか、はたまたMKのどちらかが雨男?雨女???
いつの日か、丁度良い気候の中、出来る事を祈るばかりですね(笑)
一日目は、少し座学を含めてうちの馬を使ってのスタートでした。
歩様のリズム、足の順番…それに伴う馬のバランスから見る従順性の見方であったり、適切なリードの長さ、馬が感じる枠の取り方、馬の意識の感じるライン取りなどのお話をしていただきました。
そして、今回は競走馬関係の方々にも多数参加していただきましたので、少しでも普段の仕事に繋がる事が提案できればということで、サラブレッドの一歳馬を使って、実際に持田さんに話しをしながらデモンストレーションしていただきました。
馴化を中心に進めていき、プレッシャーとリリースのタイミングや、推進のかけ方、距離感のルールなどがリーディングに繋がったところで終了だったのですが、その馬が馬運車に乗らないという…
ラッキー♪(笑)
そのままの流れで、馬運車への誘導のデモまでしていただきました。
持田さん曰く、外交的で色々な事に興味を示すような馬で、我もそれなりに強いとのことでしたが、はたから見てる分には、とても人に対しても意識が向きやすく初めての場所でも落ち着いて見えました。
ブルーシートをくわえて驚く等の愛嬌で笑いを誘っていたのが印象的でしたね(笑)
2日目も、はじめはうちの馬で前肢と後肢のコントロールについての話をメインに進めていただき、希望者には実際に体験もしていただきました。
通常ホルターやハミでのコミュニケーションが中心の方が多いようで、皆さんボディへのプレッシャーで馬を動かすという事に手こずっているようでした。
そして、後半は一日目とは違うサラブレッドの一歳馬で、デモンストレーションしていただきました。
前日の馬よりも意識が人に来ないなど、色々な部分が表に出るタイプの馬だったので、見ごたえはあったでしょうか。
プロテクトをして、懐に入れさせない。
立ちあがる。
噛んでくる。
肩で押してくる。
現場に直結するようなラインのことへの提案やアイデアは、リアリティがありました。
私たち自身も持田さんと同じような提案をしているのですが、競走馬の牧場ではないので、よく「サラブレッドでもできますか?」などの質問をよくされます。
今回のこのような実馬をつかっての講習会は、より現場に直結できる提案になったんではないかと思います。
ホースマンシップが、言葉だけが一人歩きしている部分もあるなか、少しでも身近に、そして日常にあるということを感じていただけたのではと思っています。
毎回のことながら、私たちも講習会をすることで持田さんにモチベーションをがっつりいただきます。
いつも進化している持田さんです。
あの気持ちに負けないように、がんばらなきゃ!(笑)
寒い中、参加していただいた方々を始め、忙しい中両日馬を提供していただいた様似共栄牧場さま、時間のある限り全力で講師をつとめていただいた持田さん、この場を借りて感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。